AVM(脳動静脈奇形)の脳血管撮影のリスク | 生存率1%の脳幹出血による片麻痺と脳梗塞による失語症を克服した上西のブログ

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AVM(脳動静脈奇形)の脳血管撮影のリスク

      2017/06/08

血管撮影とは、足の付け根部分の太い動脈に切り込みを入れ、その切りこみから1~2ミリくらいの細長い管(カテーテル)を血管の中に入れていき、血管撮影をしたい場所までカテーテルをもっていきます。目的の場所までカテーテルをもってきたら、カテーテルの先から造影剤を噴射し、その瞬間にレントゲンを撮ります。血管を流れる造影剤の様子をパシャパシャと連続撮影していきます。造影剤は液体ですので、髪の毛より細い血管でも撮影することができる検査です。

この血管撮影の方法は古くからおこなわれている検査方法で、今も昔も基本的な原理は同じです。カテーテルの分野は年々医療技術が進歩している分野で、カテーテルの素材は血管の塊がくっつかないように改良され、造影剤も以前のもと比べるとはるかに副作用が少なくなったものに改良されています。レントゲン撮影の方法もパシャっと何枚かを撮影する方法でしたが、現在ではコンピューターを使って、血管の流れからや、奇形の状態、動脈瘤の状態、血栓の状態が鮮明に写しだされます。

ただし脳血管撮影には大きなデメリットがあります。そのデメリットとは検査中に脳梗塞などの合併症を発症するリスクが0.1%程度あるということです。1000回の検査に1回、合併症が発症するということです。合併症のリスクからするとこの数値は比較的高いと言えます。かくいう私も2013年3月に脳血管撮影の合併症で脳梗塞を発症してしまいました。

 

脳血管撮影を受ける目的を知ること

現在は撮影技術が進化し、CTやMRIを使ってより安全に血管の状態を知ることができるようになりました。そのため脳血管撮影を行う事例は減少傾向にあります。ただし極々小さな動脈瘤や、脳幹の血管状態を調べるには今でも脳血管撮影を行う場合があります。代表的な例として、

●クモ膜下出血
緊急搬送時に、クモ膜下出血の疑いが考えられる場合の原因特定に使う場合があります。

●脳血管治療の術前検査
動脈瘤がどの程度の大きさなのか、場所はどこにあるのかをカテーテルを用いて事前に調べておきます。そうすることで十分に準備をしてから治療に入ることができます。またカテーテルは造影剤を流し込むだけではなく、治療もできるようになりました。緊急の場合は検査に引き続いて治療に入ることができます。

●脳動静脈奇形
産まれつき脳血管に奇形が発生する場合があります。これらの奇形は放っておくといつかは出血することがあります。この場合、しっかりと治療を終えないと再発してしまいます。手術には奇形を切取る方法や、コイルを入れて血が流れないようにする方法、または医療用の瞬間接着剤を奇形部分に流し込んで血流を抑える方法などがあります。

●悪性脳腫瘍
脳には左脳と右脳があります。私たちが会話ができるのは脳内に言語中枢があるためです。しかしこの言語中枢があるのは左脳と右脳のどちらかです。脳腫瘍を摘出する際にはこの言語中枢を残しながら摘出します。そこで、血管撮影時に麻酔を流し、言語障害に影響をでる脳を調べます。

 

脳血管撮影の流れ

足の付け根部分の太い動脈を切ってカテーテルを入れるため、1泊2日の入院が必要になることが一般的です。検査当日は検査着とT字帯に着替えて、病室で点滴をしながら検査室に移動します。

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T字帯

 

検査室に入るとベッドに仰向けに寝た状態で検査をします。カテーテルを入れるため足の付け根部分の太い動脈をメスで切り、カテーテルを入れていきます。検査は局部麻酔で行います。意識があるので恐怖感を覚える患者が多いことでしょう。

脳内までカテーテルが入り込むと、いよいよ造影剤を流し込んでの検査が始まります。造影剤が流れる際は頭や首、目の毛細血管や男性の場合はペニスが熱くなる感覚になりますが、それ自体が問題となることはありません。

検査には医師、5~6人程度の看護師が常に控えているため、検査中に頭痛・吐き気・目の異常が感じられた場合は、合併症を発症してしまっている可能性が高いので、すぐに手を挙げてその旨を伝えるようにしましょう。

検査はだいたい1時間ほどで終了します。検査完了後にカテーテルを抜いた後は、止血をするためにドクガー、もしくは看護師が足の付け根部分を約10分程圧迫して、止血します。これで一通りの検査が終わりますが、すぐには歩くことは許可されません。なぜならまだ完全に止血できていない可能性があるからです。足の動脈は太いので万が一止血ができずに歩くと、下手すると噴水のように出血してしまいます。

 

脳血管撮影は合併症のリスクが比較的高い

私は2013年に脳血管撮影をおこないました。検査中に急に頭に激痛が走り、右目の視野が半分ほどかけてしまい、失語症を伴った脳梗塞を発症してしまいました。これが脳血管撮影の合併症です。ただ、検査中に脳梗塞を発症してしまったため、すぐに脳梗塞がこれ以上広がらない処置をしてもらいました。

まさか自分が合併症を発症するなんて思ってもいなかったのでビックリしましたが、1週間後には右目の視野が欠けている部分も元に戻り、約2か月間後には、失語症もなくなりました。とはいっても何もしなかっただけでは機能回復しません。毎日コツコツとリハビリを行うことで回復することができました。

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レポートを作りました

脳卒中の後遺症を克服する方法は、残念ながら大学病院でも脳外科のドクターからでも学べません。もちろん書籍から学べるもというのでもありません。

脳卒中を克服した人はたくさんいますが、今のところ脳出血(脳幹出血)や脳梗塞から社会復帰した実体験について学べるチャンスはほとんどありません。

僕は2つの脳の病気を克服した経験から、脳卒中の後遺症を克服する方法がおそらく世界で初めてわかりました。そしてその方法をレポートにしました。

とくに脳卒中を発症してから間もない方(発症から6ヶ月以内)のお役に立てると思います。


このレポートを読んだ人からは、

「目から鱗だ!」「凄く納得できた」「これが原因だったのか・・・」「読んで良かった!ありがとうございます!」「すごく前向きになれました!」といった感謝のメッセージをいただいております。

脳卒中の克服は時間との勝負です!

1日も早くから取り組むことが今後の回復度合いを決めてしまいます!
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